新年のご挨拶
会長 宝田洋造
謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
交通安全協会員をはじめ県民の皆様には、御家族ともどもお健やかな新春をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
さて、県内の昨年の交通事故情勢でございますが、未だ多くの方が交通事故で亡くなるなど、依然として厳しい状況となっております。
特に、夏場は交通死亡事故が多発し、愛媛県知事から「交通死亡事故多発緊急事態宣言」が発令され、各地区交通安全協会では、関係機関や団体と連携し、様々な交通死亡事故抑止対策を展開したところでございます。
県内における交通事故の特徴としては、依然として交通事故死者に占める高齢者の割合が全国平均を上回り、ひところ、人口10万人あたりの死者数が全国ワーストワンになるなど、憂慮すべき状態となりました。
また、事故の原因を分析したところ、よく前を見ていれば防げた事故が多かったことから、「前見て運転プロジェクト」を推進するなど、総合的な交通事故防止対策に取り組んでいるところでございます。
本年も、関係機関や団体の皆様としっかり連携し、広く県民の皆様に交通安全思想の普及徹底を図るとともに、「思いやり」と「ゆずりあい」の心を育て、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけることにより、交通事故のない愛顔あふれる愛媛県を目指した交通安全活動を推進してまいる所存であります。
県民の皆様におかれましては、引き続き当協会の活動に対する御理解と御協力をお願い申し上げます。
結びに、本年が、皆様にとって、交通事故の被害者にも加害者にもならない、明るい1年となりますことを御祈念申し上げ、新年の御挨拶とさせていただきます。
令和8年元旦
一般社団法人 愛媛県交通安全協会
会長 宝田 洋造
