会長就任の御挨拶
会長 宝田洋造
令和７年６月６日をもちまして会長に就任いたしました宝田洋造でございます。
県民の皆様方におかれましては、平素から当協会の活動に深い御理解と御協力を賜っておりますことに対しまして、厚く御礼申し上げます。
当協会は、県下の交通安全活動の中核として、18地区の交通安全協会や関係機関団体との連携の下に、交通事故のない愛顔あふれる愛媛県を目指して様々な活動をいたしております。
さて、昨年の県内の交通事故情勢をみてみますと、発生件数、負傷者数につきましては、20年連続で減少いたしましたものの、死者数につきましては、52人となり、前年を９人上回り、令和に入って最も多い数となりました。
本県における死亡事故の特徴としては、依然として高齢者の方が被害に遭う事故が多く、亡くなられた方52人のうち32人が高齢者の方で、61.5パーセントを占め、全国平均を上回っております。
また、最近では、単独事故や正面衝突事故など前をしっかり確認していれば防ぐことができた事故が増加しております。
このため交通安全県民総ぐるみ運動愛媛県本部では、本年４月より「前を見て！運転プロジェクト」を重点にした取組みを開始し、ドライバーにいわゆる「ながら運転の防止」を呼び掛けております。
当協会でも、あらゆる機会を活用した広報啓発活動を実施し、広く県民の皆様に交通安全の重要性を訴えていくことといたしております。
このほか、横断歩道における歩行者保護の徹底を図るため、「大人も手を上げよう運動」についても引き続き普及啓発し、ドライバーに歩行者保護の徹底を呼び掛けているところでございます。
結びに、県民の皆様が、交通事故の被害者にも加害者にもならない、交通事故のない愛顔あふれる愛媛県の実現に向け、全力で取り組んでまいる所存でございますので、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、会長就任の御挨拶とさせていただきます。
令和7年6月吉日
一般社団法人 愛媛県交通安全協会
会長 宝田 洋造
