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新年の御挨拶

会長 矢野精一

会長 矢野精一

新年おめでとうございます。
 皆様には、ご家族とともにお健やかな新春をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

さて、昨年の交通安全運動は、交通安全県民総ぐるみ運動愛媛県本部の基本方針で示された「交通死亡事故抑止“アンダー50”」の目標達成を目指し、各地区交通安全協会をはじめ、県、警察、市・町等の関係機関・団体と緊密な連携をとりながら、効果的な交通安全諸施策を積極的に推進いたしました。

その結果、県内における交通事故は、発生件数及び負傷数は共に11年連続で減少したものの、死者数は78人(前年比+3人)となり、“アンダー50”の目標達成は叶わず、残念な結果となりました。特に高齢者の交通事故死者数は49人で、全交通事故死者中に占める高齢者の割合が人口構成率(29.7%)の2倍を超える62.8%となり、高齢者が事故を起こさない、事故に遭わないための取り組みに課題を残すこととなりました。

新たな年を迎えて、愛媛県交通安全協会では、昨年に引き続き、年間の交通事故による死者数を50人未満にする“アンダー50”の目標達成を、県民総ぐるみで再チャレンジするため、各地区交通安全協会をはじめ、関係機関・団体等と心を一つにして、

  • 「電動車いす安全登録制度」の定着化と、夜間歩行中の高齢者被害の交通事故を防止するための「安全・安心反射ベスト」の普及
  • 小、中学生を対象にした交通安全に関する作文集「えひめの交通安全へ子供の願い」の発刊
  • 交通ルールに従った自転車の安全な乗り方を習得してもらうための「交通安全こども・高齢者自転車愛媛県大会」の開催
  • 二輪車の安全運転技能と正しい交通(走行)マナーを習得してもらうための「二輪車安全運転愛媛県大会」の開催
  • 県内の交通事故実態と交通事故防止の着眼点を特出した分かりやすい各種講習の実施

など効果的な交通安全諸対策を積極的に取り組んでまいります。

また、自転車や電動車いすの安全利用対策の一環として開始した「インターネット完結型の自転車向け保険」や「電動車いす利用者向け保険」についても、利用者の皆様が高額賠償への備えを怠らないよう、その周知に努めてまいります。

皆様におかれましても、“交通事故のない安全で快適な社会の実現”に向けて、「交通ルールを守る」意識の一層の向上のため、引き続き、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、本年が皆様にとりまして、最良の年となりますよう心から祈念し、新年のご挨拶といたします。

 平成28年元旦

(一社)愛媛県交通安全協会 
会長 矢野 精一

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